旧東海道箱根越え    
         
  実施日:2017125日 ()
  参加者:12名
     
  今日は旧東海道箱根越え探勝トレッキングです。 東海道の難所の箱根越えは、古くは碓氷道・足柄道・湯坂道と変遷してきましたが、今回は主に江戸時代に整備された、いわゆる石畳の道を、湯本から元箱根まで訪ねて歩くことにします。  
     
  9:00分・箱根湯本駅から早川に架かるアジサイ橋渡り、対岸の旧東海道、現在の県道732号湯本元箱根線を目指します。 アジサイ橋を渡ると、早速登りになりました。 登りを乗り越し再び降った所に旧東海道があります。  
     
         
  これが現在の旧東海道の県道732号線です。 道幅が狭く交通量も多いので、1列縦隊で歩く今日の山行で一番の危険個所です。 須雲川自然探勝歩道入口に到着しました。 舗装道路と分かれ、ここからが昔の面影を残す東海道です。 さあ、行きましょう。  
   
         
  須雲川の渡渉路は流失していたので、東京電力畑宿発電所が管理する、吊り橋を渡って須雲川の対岸に渡ります。 石畳や並木が出来たのは、江戸幕府開設から80年後で、それまではひどい悪路だったそうです。   
   
         
  ここまで江戸から二十三里約90Km、湯本から約1里半6Km、畑宿の街中を抜け、再び石畳の道に入ります。 明治の唱歌 「昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木 羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか」  
     
   
  箱根七曲りの道を直登するように何度か突っ切り登って行きます。 江戸初期総業と言われる甘酒茶屋到着しました。  
   
  外は寒く風を避けて、一ぱい四百円の甘酒を注文し、中での昼食としました。 都合により予定していた屏風山は割愛し、再び石畳を踏んで元箱根を目指します。  
   
   
  箱根街道の杉並木に到着しました。  箱根恩賜公園です、この先が今日の終点箱根の関所跡です。  
     
         
  所々にあった坂の名前です、女転び坂・石割坂・大澤坂・橿木坂・追込坂・西海子坂など、道はどこもずっと坂道だったのにね。       
    終点の関所では、入り鉄砲に出女のお咎めもなく、全員無事通過できました。 湯本駅から約三里12Km5時間30分の行程でした。 「箱根 山駕籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋を作る人 捨てた草鞋を拾う人」 拾って馬の飼葉にしたそうです、とにかく昔から色々な人が行き交った歴史の道を歩く旅でした。   
         
       
       
       
         
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