不 帰 嶮
 
期日:2018年8月1~3日
 
参加者数:4名 (サークル山行)
 
行程:
【8/1】厚木→(車)→八方→(バス)→猿倉→小日向ノコル→鑓温泉小屋(泊)

【8/2】鑓温泉小屋→天狗ノ頭→天狗の大下り→不帰嶮→唐松岳→唐松岳頂上山荘(泊)
【8/3】唐松岳頂上山荘→八方尾根→ゴンドラリフト→八方の湯→(車)→厚木
 
第一日目 8月1日
 
八方まで車で行きそこからバスで猿倉へ。
 ここから鑓温泉小屋に向け歩き始めました。
両側を草木で囲まれた道が続き、
暑くて風もなく全身汗でびっしょりになりました。

 
猿倉から2時間ほどで小日向ノコルに到着。
ここも木々に囲まれ眺望はありません。
小日向ノコルから50分ほどでようやく草木に囲まれた道が終わり、遠くが見通せるようになってきました。

 
そこからしばらく行くと杓子沢の雪渓に出ました。
ここを横切っていきます。
次なる雪渓に出ました。

 
雪解け水の急流が流れる沢を越え、
この梯子を登ると鑓温泉小屋への尾根に出ます。
鑓温泉小屋に到着しました。

 
小屋に着いてまずは汗でびっしょり濡れた衣服を脱ぎ、
温泉に飛び込みました。

湯温もちょうど良く大量のお湯が流れ込んでいて
まさに源泉掛け流し。
至福の時を過ごしました。
この小屋は北東方面が開けていて、
風呂から上がったあとは眺望を楽しみました。

左から焼山、火打山、妙高山、高妻山です。

 
第二日目 8月2日
この日は鑓温泉小屋から不帰嶮を通って唐松岳頂上山荘に行きました。
今回の山行のハイライトです。
 
朝日の登る直前、東の空が赤く染まっていました。
この日の好天が期待されます。
鑓温泉小屋からまずは稜線を目指しました。
標高差で700mほど、急登が続きました。

 
途中のガレ場をジグザグに登っていきます。 稜線に出ました。
後ろに見えているのは鑓ヶ岳です。

 
稜線に出ると道はなだらかになりました。
まずは天狗ノ頭に向かいます。
右には剱岳や立山連峰が見えていました。

 
その脇 遠くには白山も望めました。 後ろを振り返ると鑓ヶ岳や杓子岳が望め、
その先は白馬岳でしょうか。

 
天狗の頭に到着。
眼前に大パノラマが広がっていました。


まずは唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。 その奥は針ノ木岳方面。
遠くに見えるのは水晶岳でしょうか。

 
その対面はこれまでも見えていた剱岳、立山連峰。 その下には黒部ダムが見えていました。

 
さらに進むといよいよ不帰嶮が見えてきました。
手前から1峰、2峰北峰、2峰南峰、3峰、その先が唐松岳。
その右奥には五竜岳、鹿島槍ヶ岳も見えています。
不帰嶮への道に入りました。
まずは天狗の大下り。
標高差250m以上を一気に下ります。

 
下りが続きました。 ようやく下に下りました。

 
この先、不帰嶮1峰、2峰を目指します。 1峰の山頂。
ここへの道はそれほど厳しくありませんでした。

 
2峰に近づいてきました。
手前が北峰、奥が南峰。

荒々しい岩壁が見えています。
2峰に取り付きました。

 
急角度の壁にぶら下がっているクサリを登っていきます。
その先も岩を登っていきました。


 
そしてまたクサリ。 岩と岩の間を鉄のアングルで組んだ橋で渡り、
そこからまた登ります。

 
ようやく2峰北峰の山頂に到着しました。 この先2峰南峰、3峰へと続きます。

 
2峰南峰に到着。
北峰に比べるとそれほど険しい道はありませんでした。
山頂から3峰、唐松岳を望みます。

 
このあと3峰へ向かったのですが、山頂への道はなく
直接唐松岳に向かってしまいました。

以前来た時は山頂に立ったような気がしているのですが。
唐松岳の山頂から不帰嶮を振り返りました。
中央が3峰、その先に2峰南峰、北峰が見えています。
天狗ノ頭は半分ほどが雲の中に隠れていました。

 
山頂でゆったりしたあとこの日の宿、
唐松岳山頂小屋に向かって下りました。

 
第三日目 8月3日
いよいよ最終日。 この日は八方尾根を下り、帰路につきました。
 
唐松岳頂上山荘を出発。 山荘から出てすぐのところで下に下る道が封鎖されており、
迂回路を通りました。

途中の道が崩壊しているようです。

 
元の道に戻りました。 八方池まで下りてきました。

 
それまで不帰嶮は雲の中だったのですが、
ここで1峰(右)と2峰北峰、南峰が顔を出しました。
白馬連峰の山々は山頂部が雲の中です。

 
八方池山荘やリフトの駅が見えてきました。 グラートクワッド駅に到着。
ここからリフト、ゴンドラで下に下ります。

 
ゴンドラリフト駅終点。
ここから八方温泉に行き2日間の汗を流した後、
帰路につきました。
天気に恵まれ、不帰嶮の岩峰歩きを満喫し、
北アルプスの大展望を満喫した3日間でした。

 
  
     
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