篠 井 山    
         
  実施日:2017129日 ()
  参加者:13名
     
  富士川右岸にある篠井山は南峰北峰があり、山容は大きく貫禄のある山です。山の名の由来は、昔この山に始めて登った官吏の位階が、従四位だったことから「しのい」名を得た。または、周囲の四ヶ村の境の山である、など諸説あるそうです。  
今日の登山は奥山登山道から、展望が良く三角点のある南峰をピストンします。
 
     
  澄み切った冷たい空気の中、早朝出発で眠気の残る頭と体をストレッチで目覚めさせ、登山口より数百メートル手前の駐車場からスタートしました。 くっきりと晴れた空に残月が、朝日に当たる稜線の上に浮かんでいました。   
     
         
  舗装された林道から分かれ、篠井山への凍てつく登山道へ入りました。 奥山登山道入り口には、可愛い木彫りの熊が登山者を案内し、かわゆくない熊の看板も。 登山道には珍しいキロポスト標識が100m毎に置かれてあり、3.2Kmから登り始めました。   
   
         
  道は福士川から枝分かれした渓流に架かる木橋を、右岸へ左岸へと渡って登って行きます。 「明源の滝」は凍ってはいませんでしたが、なんだか冷たく寒そうです。  
   
         
  何度か渓流の橋を渡り、「渡り場の頭」と言う所で沢から離れ、灌木の中の登山道へはいりました。 先を行く人が頭の上を歩くような、ツズラ折れの急な道を、ジグザグジグザグとひたすら登って行きます。  
     
   
  篠井山南峰山頂(1394.4m)、山頂はあまり広くないので、それぞれが他の登山者の迷惑にならず、風が当たらず日が当たり、景色の良いところを見つけて昼食としました。 方位盤による山座同定、山頂は東側に開け、富士山が子分の山々を従えてドォーンと正面に、富士川が光の筋となって流れ込む駿河湾の向こうには、伊豆の山々が望め、あの山にもこの山にも行ってみたいとの思いに誘われます。  
   
  下山は来た道を戻るピストンです、登山道を少し下った所にある奥山温泉で、冷えて疲れた体を温め帰路につきました。  
  篠井山は小さなヤマビルと大きなクマに要注意の山です。
冬はヤマビルの活動停止期ですが、クマよけの鐘が登山道の数ヵ所に設置されていました。 
キロポスト標識は山頂までの距離が分かり、励みになり便利でした。
 
   
   
       
       
         
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