高妻山 (たかづまやま)
 
期日:2018年6月13~14日
 
参加者数:5名 (サークル山行)
 
高妻山はその姿から「剣の峰」、「両界山」あるいは「戸隠富士」という呼び名もある、戸隠連峰の最高峰2.353mの修験道の山です。

午前5時半快晴。 
梅雨のさなか戸隠高原の清々しい空気で胸をいっぱいにして、目の前の屏風の様な戸隠山の更に奥に隠れた高妻山を目指し出発しました。
大洞沢の渓流を右岸左岸と渡渉を
繰り返し高度を上げていきます。
 
 
水流が河床を滑るように流れる滑滝に添うよう取り付けてあるクサリを、綱引きの様に引っ張りながら一歩一歩と登っていきます。 一枚岩で出来た帯岩のトラバースを
一人一人慎重に渡って行きます。
 
 
不動滝の垂直なクサリ場の岩壁に
咲いていたイワカガミ。
滑滝、帯岩、不動滝と難所を越えて、水場の
「氷清水(一杯清水)」 “ぷは~冷たくてうんめぇ~”
 
 
修験道最初の石祠一不動。 
避難小屋の近くから、この日始めて周囲の山を遠望しました。 飯縄山、黒姫山、今冬も滑った戸隠スキー場などが眼下に望めます。
再び急登々々、急坂々々 ( ´Д`)=3 フゥ
 
 
 
ありました❣ キバナノアツモリソウです! 
絶滅が危惧されています。大切にしましょう。
一不動から二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と四つのピークを越えて、帰りのコース弥勒新道との分岐のある六弥勒です。 
弥勒菩薩さんに道中の安全をお願いして先に進みます。
 
 
雪の斜面の向こうに碧空を背景にし、
森林限界の上にそびえる高妻山が姿を現しました。 
足元に咲くシラネアオイは疲れた体を励ましたくれます。
 
 
七薬師、八観音を乗り越え九勢至から望む高妻山です。  
一旦八丁ダルミまで降り、いよいよ高度差300mのウルトラ急登への挑戦だ。
岩を縦に積み重ねたような道は山頂に行くに従い傾斜が増し、所々に張られたロープやテープの様な(?)物の助けを借りてよじ登っていきます。
 
 
やっとこさたどり着いた山頂( ^ω^)・・・ではありません、平坦部に祀られた十阿弥陀です。 これを「 高妻山の二度だまし 」と言うそうです。 頂上へは更に10分くらい大岩の上を伝い歩いた先です。 高妻山の岩峰に集まって満足度100%の笑顔の一枚。
 
 
東には、雨飾、火打、妙高、黒姫、飯縄、西は白馬、鹿島から槍、穂高まで、
梅雨のさ中とは思えない幸運な大パノラマが楽しめました。
 
 
登りが急ならば当然下りは急坂、あ~膝を痛めそう。
(>_<)
来た道を六弥勒まで戻って、近年長野市が整備した弥勒新道で下る道に入りました。 道にはクサリ場もありますが危険ではなく、少し単調で長く感じました。
 
 
午後四時半。 登山口の戸隠牧場到着。 
日は傾きましたが終日好天に恵まれ、多くの花に出会うことが出来ました。 その一部を紹介します。 
 
 
高妻山の花-1
   上段: アカモノ・アズマシャクナゲ 
中段: イブキジャコウソウ・オオバミゾホウズキ 
下段: カンボク・ギョウジャニンニク
 
 
高妻山の花-2
   上段: ギンラン・ギンリョウソウ 
中段: クリンソウ・コケイラン 
下段: コケモモ・サイハイラン
 
 
高妻山の花-3
   上段: シロバナイチョウラン・シロバナタカネグンナイフウロ 
中段: ズダヤクシュ・タニウツギ 
下段: ツバメオモト・ツマドリソウ
 
 
 
高妻山の花-4
   上段:ハクサンチドリ・マイズルソウ 
中段: ミツバオウレン・ミヤマカラマツ 
下段: ヨツバシオガマ・ラショウモンカズラ
 
 
高妻山の花-5   この花しりませんか? 
上段:花はフウロ属に似てますが葉が違います。 
下段: 花の後でしょうか?
 
 
 
 
  
     
inserted by FC2 system